キャベツの画像

犬飼先生犬飼先生

トイくんはキャベツを食べたことがあるの?

トイくんトイくん

畑に生えてるやつならあるよ♪

犬飼先生犬飼先生

それ、怒られるやつだよ・・・

こんにちは、犬飼です。

この記事ではトイプードルにキャベツを与える際の注意点などをまとめています。

ヒトと同じように、イヌにとってもキャベツは健康のためになりますが、与え方を間違えると逆効果!

しっかりと注意点を守ったうえで与えるようにしてあげましょう。

 

トイプードルが喜ぶキャベツの与え方

キャベツの千切りの画像

 

大前提として、キャベツは消化があまり良くありません。

とくにキャベツに含まれる食物繊維にかんしては、犬はほとんど消化することができないんですね。

(もちろん、この食物繊維こそがキャベツを与える大きなメリットでもあるのですが)

 

そんなキャベツを美味しく食べてもらうために、押さえておきたいポイントは以下の3つ!

  1. 食べやすい大きさに切る(細かいほどgood!)
  2. 加熱してから与える
  3. 芯の部分は必ず取り除いておく

 

キャベツはできるだけ小さく切って与えてあげましょう。そうすることで消化が良くなります。

犬はもともと噛まずに飲み込む習性があるので、一口サイズでも決して消化はよくありません。

できればみじん切りや千切りにしてあげるのが理想です♪

 

また、茹でたり、レンジで加熱してから与えることも消化の助けになります。

もちろん生で与えることもできますが、この場合は加熱処理が必須です。

 

キャベツの芯の画像

 

気を付けたいのはキャベツの芯の部分です。というのも、キャベツの芯には硝酸イオンが含まれているんですね。

硝酸イオンは幼児やお年寄りなど、胃液の分泌が少ない人だと、硝酸が亜硝酸へと変化し「メトヘモグロビン血症」という中毒症状を起こすこともあります。

 

もちろん、ヒトよりも身体の小さい犬ではさらなる注意が必要です。

必ず発症するというわけではありませんが、こうしたリスクがある以上、芯の部分は取り除くようにしてくださいね^^

※葉っぱの部分だけを与えれば何も問題はありません!

 

1日に与えてもいいキャベツの量

いくらキャベツが健康に良いとはいえ、与えすぎは逆効果になります。

1日に与えてもいい量の目安はキャベツの葉1~2枚程度です(約50~100g)

 

もちろん体の大きさにもよるので、はじめは極々少量からスタートするのがオススメです。

うんちの状態を確認しながら、ベストな量を調節してみてください!

※うんちがゆるい=与えすぎなど

 

キャベツを与えることによる副作用

手で作ったバツ印の画像

 

キャベツの大きな特徴は、その食物繊維の豊富さにあります。

食物繊維は腸内の汚れや有害物質もごっそり絡めとって、便通を良くしてくれますよね?

でも、これって実は食物繊維がほとんど消化されていないからなんです。

 

食物繊維=消化が悪いということなので、胃腸が弱っているワンちゃんでは、キャベツを与えてすぐに吐いてしまうケースも・・・。

また、キャベツを与えすぎると、腸内にガスが溜まったり、便秘になる可能性大です。

くれぐれも与える量には気を付けてくださいね!

 

※キャベツにはヨウ素の吸収を阻害する成分が含まれています。

甲状腺機能低下症などのワンちゃんには与えないようにしてください。

 

トイプーにキャベツを与えるメリット

与える量さえ守れば、キャベツは便通を良くし、腸内環境を整える助けとなります。

また、栄養素も豊富で、ドッグフードでは十分に摂れない栄養素を補うことができます。

 

キャベツ100gあたりのカロリーは約23kcal。

これは白ご飯の1/7~1/8ほどで、低カロリーなのも嬉しいポイントですね^^

 

キャベツに含まれる代表的な栄養素

ビタミンU
通称キャベジン。胃潰瘍を予防し、消化不良も防いでくれます。

ビタミンK
血液の凝固性をキープ。止血や解毒、利尿作用も持つ。

パントテン酸
タンパク質や脂肪の代謝に働きかける。健康の維持には欠かせない栄養素です。

善玉コレステロールを増やし、免疫力アップにも役立ちます。

βカロチン
粘膜を強化したり、体に侵入したウィルスを攻撃する働きがあります。

イオウ化合物
抗酸化作用と殺菌効果がある。血液の循環を促し、身体を温める作用も。

イソチオシアネート
ガン予防が期待されている成分(スルフォラファン)の一種。

フィトケミカル
抗酸化力や免疫力をアップさせ、健康維持や改善に役立つと言われている成分。

キャベツはフィトケミカルを含む代表的な食材で、その効果に今注目されています。

 

まとめ

  • 食べやすい大きさに切る(細かいほどgood)
  • 与えすぎには注意(キャベツの葉1~2枚)
  • 芯は必ず取り除こう

 

いかがだったでしょうか?

キャベツは決して毎日与えるようなものではありませんが、時々与えることでワンちゃんの健康づくりにきっと役立つはずです。

くれぐれも与えすぎには注意して、はじめはウンチの状態も見ながら量を調節してくださいね♪

 

トイくんトイくん

キャベツって健康に良いんだねー

犬飼先生犬飼先生

栄養も摂れるし、便通も良くしてくれるよ!

トイくんトイくん

よし、食べに行くか(畑に)

犬飼先生犬飼先生

ダメだよ!ちゃんとママにもらってください!

トイくんトイくん

消化不良だわ~

犬飼先生犬飼先生

(うまいこと言うなぁ)