ここでは犬のガンの原因や症状についてまとめています。
ガンというのはトイプードルにとっても身近な病気なので、予防や早期発見のために役立てていただければと思います^^
それでは今日もトイくんと一緒に学んでいきましょう!
ガンという病気は聞いたことがあるかな?
聞いたことあるー。怖い病気だよネ?
今日はそのガンを防ぐためにもしっかり学んでいこうね!
ガンってどんな病気?
ガンは悪性腫瘍とも呼ばれ、細胞が異常増殖したり、全身に転移したりする病気です。
「まさかウチの子に限って・・・」
と思ってしまうものですが、ワンちゃんにとってガンは最も身近な病気です。
参照: i保険(あいほけん)
犬の死亡原因では毎年のようにガンが1位となっています。
今では10歳以上のワンちゃんの死亡原因も、実に半数以上がガンだと言われています。
また、ガンというのは“年齢が上がるにつれて発症率も高くなる”病気です。
今は大丈夫でも決して油断はできない、どのワンちゃんでもなってしまう可能性のある病気なんですね。
出典: アニコム損保
ガンの怖さというのは、我々も十分に分かっているはずです。
しかし、こうしたいくつものデータがあることからも、ガンは犬にとって最も身近な病気と言わざるを得ないんですね。
先生・・・ボク、怖くなってきました。
ガンはとっても怖い病気だよね。でも、そのガンを防ぐために今こうして学んでいるんだよ!
うん、もう少し頑張るー!だから終わったらドッグフードちょーだいね
は、はい・・・それじゃあ、次はガンの原因について見ていこう!
犬のガンの原因
- 遺伝的要因
- 老化によるもの
- 化学物質によるもの
- ストレスによるもの
ガン細胞が異常増殖する理由は、現在も完全には解明されていません。
しかし、原因として可能性が高いものは上記のようにいくつか挙げられます。
遺伝的要因によるガン
ガンのなかには、犬種ごとに発症率に偏りが見られるものもあります。
この偏りは生活習慣だけでは説明がつかないため、発症には遺伝的要因も関係していると考えられています。
出典: アニコム損保
上のグラフは、犬種ごとの腫瘍疾患の発症率です。
トイプードルは、全犬種の中でも11番目に発症率の高い犬種となっています。
老化によるガン
先ほども“ガンは高齢になるほど発症しやすい”と書いたように、老化も大きな原因の1つと考えられています。
これは加齢に伴って細胞内の遺伝子が異常に働き始め、増殖しなくてもいい細胞が無秩序に増えてしまうためです。
※人間のガンでも同じようなことが言えます
化学物質によるもの
農薬や殺虫剤などの誤飲や、ドッグフードに含まれる添加物などもガンの原因と考えられています。
この項目については我々飼い主の手で防げるものだけに、特に注意したいポイントです。
市販の安価なドッグフードには、発ガン性物質とされる危険な添加物を含んだものもたくさんあります。
こうしたドッグフードを避けるということも、ガンを防ぐためには大切なことです。
少なくともこれだけで、発ガン性物質によるガンのリスクはゼロにできますよね^^
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※世界的に有名な疫学者リチャード・ドール博士の報告によると、犬のガンの40~50%は食品添加物によるものとされています。
ストレスによるもの
ヒトの場合と同じように、犬のガンにもストレスが大きく関係していると言われています。
ひとえにストレスといっても、その種類や原因も様々ですが、代表的な原因は以下の通りです。
- 分離不安(お留守番、飼い主さんと離れ離れ)
- 環境の変化(引っ越し、子供が生まれた)
- 恐怖や不安(病院や雷の音)
- 欲求不満(運動不足など)
ストレスを抱えてしまうと、それだけ体の免疫力も低下してしまいます。
そうしてガン細胞の抑えきれなくなることが、ガンを発症する原因だと考えられています。
老化、添加物、ストレス!覚えたぁ~☆
たぶんだけど・・・トイくんはストレスを抱えていないよね?
うん!ボクの“メキメキリョク”はスゴイんだよっ!
“免疫力”のことね(笑)それじゃあ、ここからはサクサク見ていこう!
犬のガンの症状について
- 食欲不振
- 体重減少
- 無気力
- しこり
- 嘔吐、下痢
ガンの初期症状として見られやすいのが、食欲不振や体重減少です。
もちろん元気なワンちゃんでも食欲がなくなることはありますが、2~3日何も食べないといった場合には注意が必要です。
また、体重減少についても楽観視せずに、
「愛犬の体重がいきなり減った」
という場合には、念のため獣医さんに診てもらうことをオススメします。
なお、これらの症状と合わせて、下痢や嘔吐、元気がないといった症状も、初期の頃には見られやすいものです。
万が一ワンちゃんの食欲が落ちたときには、他にも症状がないかどうかも注意深く見てあげることが大切です!
愛犬の体を日頃から触っておこう
スキンシップを通して、ワンちゃんの体に毎日触れておくことも早期発見のためには重要です。
というのも、こうして“しこり”が見つかることも少なくないんですね(^^;
しこり=ガンというわけではなく、単なるデキモノの可能性もありますが、ガンの症状として“しこり”はできやすいもの。
万が一発見した場合は、獣医さんに相談するようにしましょう^^
犬のガンの治療法
ガンの治療法として真っ先に挙げられるのは、外科手術で腫瘍を取り除く方法です。
腫瘍が限られた箇所にあるケースなどでは、非常に効果的な治療法です。
抗がん剤
また、抗がん剤の投与も広く行われています。
ガン細胞の増殖を抑え、ガンの進行を遅らせることで、現在では犬の寿命を大きく伸ばすことができるようになっています。
※腫瘍が根治するケースもあります
レーザー治療
高齢で麻酔をかけられない場合でも、今ではレーザー治療があります。
そのため、局所麻酔だけで腫瘍を取り除くこともできるようになりました^^
※各地域の病院によって治療法は異なります
ガンとの上手な付き合い方
かつては不治の病とされたガンですが、現在の医療ではたとえ悪性腫瘍であっても、抗がん剤で快方に向かうケースもあります。
ガンが転移していた場合でも、痛み止めで痛みをコントロールすることもできます。
全快とまではいかなくても、ガンとの上手な向き合い方はこうして用意されています。
「言うは易し行うは難し」かもしれませんが・・・
愛犬がガンになってからも、獣医さんや家族と一緒にガンと向き合えたら素敵なことですよね^^
今日はこれでおしまい!どうだったかな?
ガンって怖い病気だけど、絶対になるもんか!って思ったよ!
うんうん、その気持ちもすごく大切だよ!
そんなことより・・・お腹減りました。
それじゃあ少し休憩してから、次はガンの予防法について勉強しようね