(※この記事は2016年11月13日に更新されました)
「ロイヤルカナンを買おうか迷っている」
「ロイヤルカナンって実際のところどうなの?」
そんな飼い主さんに向けて、この記事ではロイヤルカナンの評判や口コミをまとめています
原材料や成分もホンネで分析しているので、是非参考にしてみてください
※この記事ではロイヤルカナンの「小型犬用ミニアダルト」を対象とします
ロイヤルカナンの基本情報
対象 | 小型犬・10か月~ |
販売価格 | 3035円(2kg) |
1kgあたりの価格 | 1018円 |
おすすめドッグフードとして良く名前の挙がるロイヤルカナン。
動物病院で勧められることの多いドッグフードですが、果たしてその中身はどうなのでしょうか?
今回もワタクシ犬飼が本音で分析していきます。
少し辛口になるかもしれませんが、「本気でワンちゃんを健康にしたい!」という飼い主さんに向けて書いていきますね。
原材料を徹底評価!
(気になる箇所は赤字にしています)
肉類(鶏、七面鳥)、とうもろこし、とうもろこし粉、動物性脂肪、コーングルテン、植物性分離タンパク*、小麦、加水分解動物性タンパク、米、ビートパルプ、魚油、酵母、大豆油、フラクトオリゴ糖、アミノ酸類(L-リジン、DL-メチオニン、タウリン、L-カルニチン)、ポリリン酸ナトリウム、ミネラル類(Cl、K、Na、Mg、P、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(A、コリン、D3、E、C、パントテン酸カルシウム、B6、ナイアシン、葉酸、B1、B2、ビオチン、B12)、保存料(ソルビン酸カリウム)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)
原材料を見て気になった点は以下のつです。
- トウモロコシが主原料
- かさ増しのビートパルプ
- 危険な添加物を使用している
「これの一体どこがイケないの?」と思われるかもしれませんが、いずれもワンちゃんの健康を害する可能性のあるものです。
主原料のトウモロコシについて
主原料のとうもろこしですが、これは犬にとって消化しづらい穀物です。
肉食動物の犬の体は、お肉を消化しやすいつくりになっています。
アミラーゼなどの消化酵素も持っていないため、トウモロコシはうまく消化できないんですね。
また、トウモロコシは
- 小麦
- 大豆
と並んで、アレルギー性の高い穀物です。
後ほど紹介しますが、「目やにがでるようになった」「下痢になった」という口コミが多い原因も、トウモロコシや小麦が含まれているせいだと考えられます。
かさ増しのビートパルプ
ビートパルプとはサトウダイコン(テンサイ)の絞りカスを指します。
低品質なドッグフードによく見られる、いわば“かさ増しのエース”です。
ワンちゃんのウンチを無理やり固めるような働きもあるので、
「うんちが固くなって、便の調子が良いみたい!」
と勘違いされる飼い主さんも多く、非常に厄介な原材料です。
危険な添加物が含まれている
ロイヤルカナンに含まれる危険な添加物は以下の3つです。
- ソルビン酸カリウム
- BHA
- 没食子酸プロピル
ロイヤルカナン側の言い分は、「極々微量であれば犬に悪影響はない」とのことです。
果たしてこれは本当でしょうか?それぞれの危険性については以下をご覧ください。
ソルビン酸カリウム
カビや細菌が増えるのを防ぐための保存料。
亜硝酸ナトリウムと反応して、発ガン性物質を発生させる恐れアリ。
BHA
一般的にはガソリンの酸化防止剤として使われる。
マウスを使った実験では、投与してわずか数分後に歩行障害が現れ、死亡したケースも。
没食子酸プロピル
フードの損傷を遅らせるための保存料。
肝臓にダメージを与える危険性があるとの報告アリ。
これらは人間の食品への添加が認められていない添加物です。
この事実を知ってまで、自分の愛犬にロイヤルカナンを食べさせようと思う人はどれくらいいるのでしょうか・・・
あくまで個人的な意見と断ったうえで書きますが、決して私からロイヤルカナンをオススメすることはできません。
※本当に健康に良いドッグフードをお探しの方へ
⇒トイくんと犬飼が選んだ!100%無添加ドッグフードランキング
今日はいつにも増して辛口だね?
先生は本当に危険だと思っているから書いているんだよ
でも、ロイヤルカナンって有名だよ?いっぱい売れてるんじゃないの?
今日はその事実についても書かせてもらおうかな(怒られそうで怖いけど)
ロイヤルカナンの知名度が高い理由
これは私がペットフード業界に入り、身を持って体験した1つの事実です。
動物病院に置いてあるドッグフードは“大人の事情100%”
これは是非知っておいてください。
メーカーさんも「ドッグフードを置かせてくれ!」と病院に交渉します。
当然、売れれば病院側にもマージン(報酬)が入ります。
こうしたマーケティングを得意とするのが、
- ロイヤルカナン
- ヒルズ(サイエンスダイエット)
- ユーカヌバ
などです。
獣医さんからオススメされると「良いドッグフードに違いない!」と思ってしまうものですが・・・
これらのドッグフードを勧める獣医は無能というのが、私が信頼する獣医さんたちの意見です。
ドッグフード業界にもこうした大人の事情はたくさんあるので、原材料を中心にドッグフードを選ぶことが何よりも大切です。
・・・。
ごめんごめん、トイくんには少しショッキングな内容だったよね
いや・・・先生もよく正直に言ったなぁーと思って
ちょっと!怖くなるからヤメてよ(悪気はありませんよ!)
保証成分値について
粗タンパク質 | 25.0% |
粗脂肪 | 14.0% |
粗繊維 | 2.3% |
粗灰分 | 6.2% |
水分 | 10.5% |
カロリー/100g | 396kcal |
「粗タンパク質25.0%」と栄養面では問題ないように見えます。
しかし、とうもろこし(植物性タンパク質)に由来するところも大きいので、栄養満点とは言いがたいです。
また、カロリーがすごく高いのも気になりますよね(魚油と大豆油の2種類も油を使用していることが原因かも)
ロイヤルカナンの評判・口コミ
うちの子(ジャックラッセルテリア♀1歳)はフードを変えるとすぐにうんちがゆるくなってしまいます。
ロイヤルカナンに戻すと普通のうんちになります。
仔犬の頃からロイヤルカナンでしたので、体質的にもロイヤルカナンが合っているのかもしれません。
粒が小さいので、丸飲みしてしまううちのワンコにも安心です。
フードの選り好みをする方の子が、やっと安定して食べてくれる物に出会えました。体調も便も良好です。
粒が異常にべとべとしていたのでサポートに尋ねたところ「食いつきを良くするために、表面に3層コートをしているから」、べたべたなのは「船便で輸送する時期が夏だったから」との事で、正規品でそういう事では信用できないと思いました。
譲り受けたブリーダーさんがロイヤルカナンを使用していたので当初はあげていましたが、ドッグフードについていろいろ調べた結果、うちの子にはあげたくないなと思ったからです。一番の理由は、有毒であるBHAが使われていることです。微量なら問題ないという意見もあるようですが、私は少しでも有害なものは嫌でした。
ロイヤルカナン、ヒルズ、アイムス、ユカヌバは、もし犬を大事にしているのであれば与えないことです。
食品メーカーに勤務している者です。愛犬のドッグフードを探しているときにロイヤルカナンを見つけましたが・・・絶句しました。
どうしてこんなドッグフードが人気なのでしょうか?添加物の規制はないんですかね?
売れているドッグフードということもあって、「人気があるから」「値段が安い!」と愛用している飼い主さんもたくさんおられます。
しかし、それとは反対に「危険な添加物が入っているから」という理由で避けている飼い主さんも多いようです。
ロイヤルカナンの口コミを見ていると、どこを基準にドッグフードを選ぶか?という飼い主さんごとの違いが良く分かります。
「いくら値段が安くても、添加物が入っているものは避ける!」
というのも、ワンちゃんの健康を本気で考えているからこそですね。
まとめ
総合評価 ★☆☆☆☆
良い点
- 肉類(鶏・七面鳥)をメインにしている
悪い点
- 穀物が多い(トウモロコシが主原料)
- かさ増しも見られる
- 危険な添加物が3つも入っている
個人的にはロイヤルカナンをオススメすることはできません。
1kgあたりの価格が1000円以上もすることを考えれば、価格と品質のバランスが悪すぎます。
「危険な添加物が入っていてもいい!ロイヤルカナンじゃなきゃダメ!」
といった何か特別な理由がない限りは、購入する必要もないと思います。
今回はここまで!総合評価は★1つです
ちょっと悲しいけど・・・ドッグフードは原材料がすべてだもんね
その通り!知名度や実績は関係ないということが伝わっていればいいね