(※この記事は2016年11月7日に更新されました)
「ニュートロとカナガンで悩んでいる」
「うちの子にはどちらが合うか分からない!」
そんな飼い主さんに向けて、ここではニュートロとカナガンを徹底比較しています
それぞれの違いを客観的に分析していきます
※ニュートロはシリーズ展開をしていますが、今回は最もメジャーな「シュプレモ」を対象にします
原材料を徹底比較!
まずはドッグフードの良し悪しを決める原材料から見ていきましょう
あいあいさー!今回も厳しい目で分析していくのだ
カナガンの原材料
骨抜きチキン生肉26%、乾燥チキン25%、サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウタンパク、アルファルファ、鶏脂3.1%、乾燥全卵3.1%、チキングレイビー1.6%、サーモンオイル1.2%、ミネラル、ビタミン(ビタミンA 16,250IU/kg、ビタミンD3 2,400IU/kg、ビタミンE 240IU/kg)、グルコサミン1000mg/kg、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、フラクトオリゴ糖、コンドロイチン700mg/kg、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニスの実、コロハ
なるほど(目がチカチカするぜ)
まずは簡単に特徴をまとめておくね
- 主原料のチキンがフード全体の51%を占める
- 全て人間でも食べられる食材
- 穀物不使用(グレインフリー)
- 100%無添加
カナガンはお肉たっぷりで、消化の悪い穀物も一切含まれていません
・・・悪いところが見当たらないんですけど?
強いて言うなら、サツマイモを使用しているところかな?
カナガンにサツマイモが使用されている理由
サツマイモは値段が高いため、ドッグフードではあまり使われない食材です。
なぜカナガンがサツマイモを使用しているのか?その理由は“腹持ちを良くするため”です。
“腹持ちの良さ”はトウモロコシや小麦などの穀物でカバーするのが一般的です。
しかし、カナガンはグレインフリーにこだわるため、穀物の代わりにサツマイモを使用しているんですね。
なるほど、サツマイモを使っている分、コストもかかっていると?
そうだね。ただし、ワンちゃんの健康を考えれば、グレインフリーが理想的であることは間違いありません
ニュートロ(シュプレモ)の原材料
チキン生肉、乾燥チキン、玄米、粗挽き米、米糠、 鶏脂*、乾燥ラム肉、乾燥サーモン、タンパク加水分解物、亜麻仁、ビートパルプ、オーツ麦、ひまわり油*、乾燥卵、トマト、ザクロ、ブルーベリー、クランベリー、パンプキン、ホウレン草、ニンジン、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、β-カロテン、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅)、アミノ酸類(L-カルニチン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)、緑茶抽出物、スペアミント抽出物
*ミックストコフェロールで保存
こ、これは!(目がチカチカするやつだ!)
こちらも特徴を簡単にまとめておきます
- チキンが主原料でお肉たっぷり!
- 穀物がやや目立つ
- ビートパルプが含まれている
カナガンと同じく、ニュートロも主原料はお肉です。やっぱりどちらも良いフードだね
ただし、カナガンと違って“穀物”が含まれていますぜ
そうだね、ニュートロには玄米やオーツ麦などが含まれているので、グレインフリーではありません
ニュートロに含まれる穀物は大丈夫?
穀物というは犬にとって消化が悪く、アレルギーの原因にもなることで知られています。
ニュートロに含まれる玄米やオーツ麦などはアレルギー性が低いので、アレルギーに関しては心配ないでしょう。
ただし、消化が悪いことに変わりはないので、目やにや軟便などの原因になる可能性はあるかもしれません。
(犬が消化にかかる時間はお肉4時間、穀物16時間と言われています)
穀物よりも先生が気になっているのは“ビートパルプ”なんだ
はて?ビートパルプの何がイケないの?
ビートパルプっていうのはサトウダイコンの絞りカスなんだ。
体に悪いわけではないけど、必要のない栄養素なんだよ
へぇ~、じゃあなんで含まれているの?
ドッグフードメーカーの間では、ビートパルプは“かさ増し”のエースと言われているんだよ
どおりで安価のドッグフードでよく見かけるわけだ
原材料を比較【まとめ】
カナガンとニュートロはいずれも高品質なドッグフードと言えます。お肉をたっぷり使用し、危険な添加物も一切含まれていません。
ただし、カナガンが穀物不使用なのに対し、ニュートロには穀物やビートパルプが含まれています。
また、実は“関節サポート成分”の含有量にもハッキリとした差が見られるんですね。
ドッグフード名 | グルコサミン | コンドロイチン |
カナガン | 1000mg | 700mg |
ニュートロ | 200mg | 300mg |
※1000gあたり
グルコサミンとコンドロイチンはいずれもカナガンのほうが多く含まれていることが分かります。
(関節サポート成分をメインにドッグフードを選ぶ方もたくさんおられます)
どちらも良質なフードであることは間違いありませんが、あえて違いをハッキリさせるなら
- カナガンは超一流
- ニュートロは一流
といったところでしょうか。
「少しでも消化の良いフードが欲しい!」
「穀物などで余計な心配はしたくない!」
という方にはカナガンのほうがオススメです^^
価格(コスパ)で徹底比較!
続いて、価格のほうを比較していきましょう
・・・いま、なんて言った?
え、価格を比べましょうって・・・
お金は・・・命よりも重いっぜ!?
項目 | カナガン | ニュートロ |
販売価格 | 3960円(2kg) | 4514円(3kg) |
1kgの価格 | 1980円 | 1504円 |
1日のコスパ(3kg) | 約118円 | 約90円 |
1日のコスパ(6kg) | 約166円 | 約157円 |
※ニュートロはAmazon・カナガンは公式サイトの価格を参照
※1日のコスパは成犬の場合
価格を比べてみると、ニュートロのほうがわずかに安いことが分かります
1日あたりの差は10~30円くらいか・・・
でも、1か月に換算すると300~900円だよ?家庭によってはこの差もジワジワ効いてくるものです!
(そういえば先生は貯金ゼロだって言ってたような・・・)
ニュートロのほうがわずかに安い理由
カナガンとニュートロの価格の差は、そのまま原材料の差といえそうです。
ニュートロにはビートパルプや穀物が使用されていますが、カナガンはその分お肉を増やしています。
実は、2つのドッグフードに含まれる“油”にも違いがあるんですね。
- ニュートロは亜麻仁油
- カナガンはサーモンオイル
いずれも毛並みを良くするための良質な油ですが、サーモンオイルのほうが高価と言われています。
(これはサーモンオイルのほうが吸収率が高いため)
ちなみに、この記事を作成するにあたり、周りのワン友に聞いたところ、
「1日10~30円の差なら、より高品質な食材を食べさせてあげたい!」
というカナガン派の意見が大多数でした(^^;
カナガン VS ニュートロ【まとめ】
項目 | カナガン | ニュートロ |
原材料 | 〇 | 〇 |
穀物の有無 | 〇 | △ |
関節サポート | 〇 | △ |
1日のコスパ(3kg) | 約118円 | 約90円 |
いかがだったでしょうか?
カナガンとニュートロはいずれも高品質なドッグフードで、どちらを選んでも失敗する可能性は低いはずです。
しかし、より厳しい目でチェックしたときには、カナガンのほうが各項目で上回っています。
穀物の有無や関節サポート成分も、ドッグフード選びでは大きなポイントになります。
「それでもまだ迷っている・・・」という方には私からもカナガンをオススメします。
カナガンは「食いつきが良い」と評判なので、初めてのワンちゃんでも試しやすいのが特徴です。
今回はここまでにしておきましょう
どっちも良いドッグフードだから、かなり辛口になっちゃったねー
そうだね。ちなみにトイくはいつも何を食べているの?
ca…nag…みたいなローマ字のやつ!それも美味しいよ!
(・・・カナガンだね)