(※この記事では2016年11月13日に更新されました)
「ユーカヌバを買おうか迷っている」
「ユーカヌバって実際のところどうなの?」
そんな飼い主さんに向けて、この記事ではユーカヌバの評判をまとめています
原材料や成分も分析しているので、是非参考にしてみてください
※この記事ではユーカヌバの「小型犬用・超小粒」を対象としています
ユーカヌバの基本情報
対象 | 小型犬・1~6歳 |
販売価格 | 2544円(2.7kg) |
1kgあたりの価格 | 943円 |
日本国内でも知名度の高いユーカヌバ。
店頭で見かけることも多く、オススメする獣医さんもたくさんいます。
果たしてユーカヌバの原材料はその知名度に値するものなのか?
今回もワタクシ犬飼が“本音”で評価していきます。
原材料を徹底評価!
(気になる箇所は赤字にしています)
家禽類(チキン、ターキー、他)、粗びきコムギ、トウモロコシ粉、動物性油脂、粗びきグレインソルガム、発酵用米、粗びきオオムギ、鶏エキス、乾燥ビートパルプ、乾燥卵、フィッシュオイル、亜麻仁、フラクトオリゴ糖、ビタミン類(E、C、β-カロテン、A、パントテン酸カルシウム、ビオチン、B12、B1、ナイアシン、B2、B6、イノシトール、D3、葉酸、塩化コリン)、ミネラル類(塩化カリウム、食塩、ヘキサメタリン酸ナトリウム、炭酸カルシウム、硫酸第一鉄、酸化亜鉛、硫酸マンガン、硫酸銅、酸化マンガン、ヨウ化カリウム、炭酸コバルト)、DL-メチオニン、ローズマリー抽出物
ユーカヌバの主原料は家禽類(チキン・ターキー・他)です。
「これならお肉メインだし、栄養満点のドッグフードだ!」
と思ってしまうところですが、これはすごく微妙ですよ。
とくに気になるのが“他”という表記です。本当に良い原材料を使っていれば、明記したほうがメリットになりますよね?
少なくとも、こうした曖昧な表記はしないはずです。
“他”って一体何でしょうね・・・粗悪な原材料(動物の死骸など)と疑われても仕方ありませんよね。
また、原材料に穀物がたっぷり含まれている点も大きなマイナスです。
- 粗びきコムギ
- 粗びきオオムギ
- 粗びきグレインソルガム
- トウモロコシ粉
穀物は犬にとって消化が悪く、栄養的価値の少ないものです。
しかも、ユーカヌバにはアレルギー性の高いコムギ・トウモロコシが含まれています。
また、かさ増しのエースとも言われる“乾燥ビートパルプ”も使用されています。
鶏エキスといった○○エキスも、低品質なドッグフードに多い表記です。
あくまで個人的な意見と断ったうえで書きますが・・・
原材料だけを見ても決してオススメできるドッグフードではありません。
※本当にワンちゃんの健康に良いドッグフードをお探しの方へ
⇒トイくんと犬飼が選んだ!100%無添加ドッグフードランキング
・・・相変わらず辛口ですな
知名度が高い分、多くの飼い主さんに本当のことを知っておいてほしいんだよ
良いところは1つもないの?
危険な添加物が含まれていない点は良いよね
ところで、原材料が微妙なのに、なんでユーカヌバは知名度が高いの?
ユーカヌバの知名度が高い理由
これは私がペットフード業界で学んだことですが、
動物病院ですすめられるドッグフードには大人の事情が絡んでいる
ということが大半です。
メーカーさんも動物病院に「ドッグフードを置かせてくれ!」と営業にいきます。
当然、売れれば病院側にもマージン(報酬)が入ります。
ユーカヌバやロイヤル〇ナン、サイエンスダ〇エットなどは、こうしたマーケティングを得意とする代表的な製品です。
この記事を読んだ方だけでも、この事実は知っておいてほしいと思います。
ユーカヌバの保証成分値について
粗タンパク質 | 27.0% |
粗脂肪 | 17.0% |
粗繊維 | 4.0% |
粗灰分 | 9.9% |
水分 | 10.0% |
成分値をチェックするうえで最も重要なのはタンパク質の項目です。
一般的に粗タンパク質は22.0%以上が理想とされていますが、ユーカヌバは粗タンパク質27.0%と基準をクリアしています。
ただし、この数字は穀物(植物性タンパク質)に由来するところも大きいはずです。
犬にとって必要なのはお肉(動物性タンパク質)なので、栄養満点というのはちょっと難しいところですね・・・
タンパク質が多いほど、良いドッグフードだって言うけど・・・
どの原材料からタンパク質を摂取できるか、これもチェックしないといけないんだよ
その点、ユーカヌバはちょっと微妙だと?
お肉たっぷりのドッグフードとは大きな差があるね
ユーカヌバの評判・口コミ
ショップ店員に薦められユーカヌバを購入してます。予想以上のくいつきで、とても喜んで食べてます。
サンプルをもらったのがきっかけで、よく食べていたので、それ以来ずっと食べさせています。
コストも低いのに、栄養や品質に色々と力を入れているブランドとの事なので安心ですね。
油分が多いのでしょうか、フードの袋がベトベトします。
アレルギーを引き起こす原料もあるようですが、家の子は3年愛用してますが、特に問題はなく元気にモリモリ食べていますよ。
ユーカヌバ(アイムスも)の評判が悪いのは、鶏副産物を使用しているせいです。
餌を変えたとたんに、下痢、嘔吐が発症し後、数日間軟便が続いております。最悪です。
正直業界でユカヌバの評判はよくないですよ。うんちを硬くするものをいれてるのです。人間が処理しやすいように。
良い口コミでは「食いつきが良い」「価格が安い」といった声が目立ちます。
しかし、悪い口コミを見ても分かるように、食いつきや価格だけでドッグフードを選ぶのは危険なんですね。
食いつきの良さや価格の安さにも理由はあります。
化学物質で味付けをすれば、食いつきはいくらでもコントロールできますし、原材料の質で価格も大きく変わります。
ユーカヌバの口コミを見ていると、ドッグフードを原材料で選ぶ大切さが本当に良く分かります。
まとめ
総合評価 ★★☆☆☆
良い点
- 主原料にチキン・ターキーを使用している
- 危険な添加物が含まれていない
悪い点
- 穀物が多い
- 曖昧な表記が多い
- かさ増しも含まれる
原材料のなかでもお肉の割合が多く、危険な添加物も含まれていないため、決して最悪のドッグフードというわけではありません。
しかし、1kgあたり1000円以上もすることを考えれば、品質とコストのバランスは悪いと言わざるを得ません。
「ユーカヌバじゃないと絶対にダメだ!」という理由もないので、ことさらに購入する必要はないと思います!
以上、総合評価は★2つでした
少し辛口な気もするけど・・・最近はユーカヌバの評判もよくないみたいだね
それだけ飼い主さんたちの知識もレベルアップしているということだよ
うむ、それはスゴく良いことだ!
ワンちゃんの健康に良いドッグフードはもっとたくさんあるからね