ここでは、痩せ気味のトイプードルを太らせる方法についてまとめています。
ワンちゃんへの負担が少なく、健康的に太らせることにこだわって紹介していきますね^^
それでは今日もトイくんと一緒に学んでいきましょう!
太るためにはいっぱい食べればいいってホントー?
そうだね、食べる量を増やすことは大切だよ!
えー!ボクいっぱい食べたい!1回痩せていっぱい食べたい!
(どうしてそういうことになるの・・・)
痩せたトイプードルを太らせる方法
痩せ気味の愛犬を太らせるためには、以下の2つの方法が基本となります。
- ドッグフードの量を増やす
- 消化の良いドッグフードを与える
“健康的に太らせる”ことを考えれば、これら2つの方法がオススメです。
すでにご存知かと思いますが、体重を増やすためには食べる量を増やすのが正攻法です。
いっぱい食べて、いっぱい栄養を摂れば、肉付きも良くなり、体重も増えるものです。
また、それと同時にドッグフードの消化吸収率にこだわってみるのも良いと思います。
というのも、痩せている=栄養が行き渡っていない、ということでもあるからです。
※消化吸収率は“食べた分のどれだけが栄養になるか”を示したもの
こんな方法は絶対にダメ!
たまにネット上などでも、太らせる方法として
「散歩を少なくする」「おやつをあげる」
といった方法を見かけますが・・・絶対にヤメてくださいね(^^;
こうした方法が健康に良いわけがありませんし、他の病気につながることも容易に想像できます・・・。
それでは、
- ドッグフードの量を増やす
- 消化の良いドッグフードを与える
といった方法について、詳しく見ていきましょう^^
ドッグフードの量を増やす
まずはドッグフードの量を増やす方法についてです。
「ちゃんとパッケージの量に従っている!」
といった場合でも、その子にとって量が少ないということは往々にしてあります。
痩せているワンちゃんのなかには、食事が単純に不足しているケースというのも多いんですね(^^;
どれくらい量を増やせばいいの?
増やす量については、必要カロリー量から計算するのが一般的です。
1日の必要カロリー(kcal)
= 体重(kg)×0.75×0.75×各ステージの係数
※各ステージの係数は以下を参照
■ 離乳期274、成犬中期200、成犬132
引用元:講談社「愛犬が長生きする本」、環境省「飼い主のためのペットフードガイドライン」
上の計算方法から目標体重に必要なカロリーを計算して、それを目安にフードの量を増やします。
例えば、目標体重が3.5kgの成犬トイプードルの場合は、
3.5×0.75×0.75×132=約259kcal
となります。
量を増やす際の注意点
今与えている量から、少しずつ増やしていくようにしましょう。
また、その際には必ずウンチの状態も確認するようにします。
というのも、食べる量がオーバーして、下痢などが続いてしまうと、かえって痩せてしまう可能性もあるんですね。
少しでも便が緩くなったら、量を減らして様子見というのを繰り返して、ギリギリの量を探ってあげてください^^
なお、理想のウンチの特徴は以下を参考にしてください。
- 適度な水分とツヤがある
- つまんでも崩れない硬さ
- 形は長細く、コロンとしている
- 少し黒目の黄土色
量を増やしても食べないときには・・・
「食べる量を増やせば太る」と分かってはいても、ワンちゃんが食べてくれないこともあるかもしれません。
そんな時には、ドッグフードにトッピングをして食いつきを良くしましょう。
トッピングには、茹でたキャベツや白米がオススメです。この2つなら、健康的に太らせることができます。
特に白米はショードッグが短期間で太るときにも食べるものなので、試してみる価値はあると思いますよ^^
※あくまでトッピングに留めておいてくださいね。キャベツや白米からは、犬に必要な栄養素を十分に摂ることができません
太るためには食べる量を増やす、つまり摂取カロリーを増やすことが基本だよ
なんだかスゴく簡単な方法だねー
でもね、体に吸収されないと、いくら食べても結局ウンチとして出てきちゃうんだよ。
えー!じゃあどうすればいいの!?
できるだけ消化の良いドッグフードを食べること!これも大切なんだよ
消化の良いドッグフードを与えよう
“食べた分だけしっかり吸収される”
こうした消化の良いドッグフードなら、太るスピードも格段に早くなります。
逆に、消化の悪いドッグフードをいくら食べても、消化されなかった分がウンチとして出てくるだけです。
胃腸にも負担がかかり、かえって痩せてしまうこともあるんですね(・・;)
「ドッグフードを変えたら太った!」
という声も多いように、消化の良い太りやすいドッグフードに変えるのはオススメです^^
消化の良いドッグフードとは
ドッグフードの原材料のなかには、消化の良いものから悪いものまで色々と含まれています。
消化の悪いものができるだけ少ないドッグフードを選ぶことで、しっかり栄養も摂れて、太らせてあげることができます。
それではどのような原材料のものを選べばいいのか?ドッグフード選びのポイントについて見ていきましょう。
チキンが主原料のもの
豚肉、牛肉、ラム肉といったお肉のなかでも、チキンが最も吸収されやすいと言われています。
痩せ気味のワンちゃんには“食べた分だけ栄養になる”ということが大切なので、より吸収されやすいチキンが主原料のものを選ぶのが良いと思います。
なお、主原料は原材料の一番上から3番目くらいまでに記載されているものです。
※原材料は含まれる量の多いものから記載するよう義務付けられています
穀物はできるだけ避けよう
痩せ気味の子にとって、穀物はできれば避けたいものです。
というのも、本来は肉食動物で腸の短い犬にとって、穀物は消化しづらいからです。
犬の体の構造は、チキンなどのお肉を消化しやすい構造になっているんですね。
したがって、以下のような穀物が含まれるドッグフードはできるだけ避けるようにしましょう。
- 小麦
- トウモロコシ
- 大豆
※今ではグレインフリー(穀物不使用)のドッグフードも販売されています
人口添加物が含まれていないもの
消化が悪いという点では、ドッグフードに含まれる人口添加物にも注意が必要です。
すでにご存知かと思いますが、酸化防止剤や着色料などの添加物は、犬の体にとって百害あって一利なしです。
犬の体もこうした危険なものは必死に排出しようとして、消化する前にウンチとして出てくることが多いんですね。
せっかく栄養たっぷりの原材料を食べていても、人口添加物と一緒に出てきてしまうのです。
こうしたドッグフードをいくら食べても太ることは難しいので、できれば100%無添加のドッグフードを選んであげましょう^^
⇒トイプードルにおすすめの100%無添加ドッグフードランキング
(危険な添加物は以下の通りです)
- エトキシキン、BHA、BHT(酸化防止剤)
- 赤色○○号、青色○○号(着色料)
- ソルビトール、ビートパルプ、コーンシロップ(甘味料)
- プロピレングリコール、亜硝酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、没食子酸プロピル(保存料)
太るためには“消化の良いドッグフード”も大切ということは分かったかな?
分かったぁ~!いろいろ難しいんだね~
トイくんはお肉と穀物、どっちが好き?
もちろんお肉ぅー!!
それも消化が良くて、体が自然と求めているからだよ!
まとめ(健康的に太らせる方法)
- ドッグフードの量を増やしてみよう
- 食べないときはキャベツや白米をトッピングしよう
- チキンがメイン、穀物不使用、100%無添加のドッグフードをあげよう
痩せたワンちゃんを太らせるためにも、是非今回の方法を試してみてください。
こうした方法で「健康的に太らせることができた」という飼い主さんもたくさんおられます^^
いくら食べる量を増やしても、ドッグフードが消化の悪いものなら、効果も現れにくいと思います。
まずは消化の良いドッグフードを選んで、少しずつ食べる量を増やしていくのがオススメです^^