(※このページは2016年11月8日に更新されました)
「ナチュラルドッグフードとニュートロ(シュプレモ)の違いが分からない!」
「うちの子にはどっちがオススメ?」
そんな飼い主さんに向けて、ここではナチュラルドッグフードとシュプレモを徹底比較しています
それぞれの違いをもとに、どちらがオススメなのかを調査していきましょう
※ニュートロは複数のシリーズがありますが、今回は「シュプレモ・小型犬用」を対象とします
原材料を徹底比較!
まずはドッグフードの良し悪しを決める原材料をみていきましょう
あいあいさー!
なお、赤字が今回のポイントになる箇所です
ナチュラルドッグフード | シュプレモ |
生ラム肉(イギリス産)55%以上、玄米18%以上、ベジタブル・ハーブミックス、全粒大麦、全粒オーツ麦、亜麻仁、テンサイ、ビール酵母、海藻、ラム精製油 | チキン生肉、乾燥チキン、玄米、粗挽き米、米糠、 鶏脂*、乾燥ラム肉、乾燥サーモン、タンパク加水分解物、亜麻仁、ビートパルプ、オーツ麦、ひまわり油*、乾燥卵、トマト、ザクロ、ブルーベリー、クランベリー、パンプキン、ホウレン草、ニンジン、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、β-カロテン、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅)、アミノ酸類(L-カルニチン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)、緑茶抽出物、スペアミント抽出物*ミックストコフェロールで保存 |
それぞれの主原料は
- ナチュラルドッグフードはラム肉
- シュプレモはチキン
となっています。
安価なドッグフードは穀物をメインとしますが、この2つはお肉がメインです。
また、いずれも危険な添加物がふくまれていないため、良質なフードといえますね。
しかし、メリットがよく表れているのは、シュプレモよりもナチュラルドッグフードです。
ナチュラルドッグフードはアレルゲンを徹底的に排除し(わずか10種類の食材のみ)、アレルギー性の低いラム肉をメインにしています。
また、シュプレモの原材料には“ビートパルプ”が含まれています。
ビートパルプはサトウダイコンの絞りカスのことで、おもに“かさ増し”として使用されます。
決してワンちゃんの健康を大きく害するものではありませんが、必要のない栄養素です。
決してシュプレモの原材料が低品質というわけではありませんが、ナチュラルドッグフードのほうがメリットもはっきりしています(^^;
ナチュラルドッグフードの特徴
- 徹底されたアレルゲンカット(原材料は10種類のみ)
- 主原料にアレルギー性の低いラム肉を使用
シュプレモの特徴
- ビートパルプ(かさ増し)が含まれる
- (ラム肉よりもアレルギー性の高いチキンを使用)
どちらも良いフードですが、ナチュラルドッグフードが一歩リードだね
原材料がたったの10種類だけってスゴイね
主原料にはラム肉を使用するこだわりも見られます
ラム肉ってチキンよりもアレルギーになりにくいの?
そうだね、ドイツの大学が行った調査でも明らかになっているよ
※医療文献データベースの297頭を対象にアレルギー反応を調査
参照:ルートヴィヒ・マクシミリアン大学「食事性アレルギー皮膚反応」(2015)
素朴な疑問なんだけど・・・たった10種類の原材料で栄養が摂れるの?
その点は大丈夫!開発には獣医さんや栄養士さんも参加しています
なによりも、たくさんのワンちゃんが愛用している実績もあるからね
し、しかし!原材料にはビタミンやミネラルの文字さえ見当たりませんよ!
この点については原材料をよく見ると分かるよ
ビタミンやミネラルの表記がない理由
ナチュラルドッグフードでは、以下の原材料からビタミンやミネラルを摂取できるようになっています。
- 全粒オーツ麦
- 全粒大麦
- 玄米
(ビタミン・ミネラルのために配合しているとの記載も公式HPにアリ)
ビタミンやミネラルでさえ、天然素材から摂取できるようにこだわっているんだね
むむ・・・すべて計算済みなのか
飼い主さんにとっては分かりづらい部分だけど、栄養面ではまったく心配ないよ
ナチュラルドッグフードは“低アレルゲンといえばコレ!”といった王道のドッグフードです。
- アレルギーが気になる
- 痒みや発疹がみられる
- 鼻水やくしゃみがよく出る
こうしたワンちゃんにはピッタリだと思いますよ^^
成分値を徹底比較!
成分 | NDF | シュプレモ |
粗タンパク質 | 20.0% | 26.0% |
粗脂肪 | 12.5% | 15.0% |
粗繊維 | 6.0% | 4.0% |
粗灰分 | 7.0% | 9.0% |
水分 | 8.0% | 10.0% |
※NDF…ナチュラルドッグフード
まずは1番重要なタンパク質をくらべてみると、
- ナチュラルドッグフード ⇒ 20.0%
- シュプレモ ⇒ 26.0%
となっています。
一般的にタンパク質は22.0%以上が理想といわれているので、シュプレモはこれをクリアしています。
ここで不思議に思うのが、
「なぜナチュラルドッグフードはこんなにも少ないの?」
という点ですよね。
これについては、知り合いの獣医さんから以下のような見解をいただきました。
- 余分なものが一切含まれていないため(植物性タンパク質など)
- タンパク質はほぼラム肉に由来するもの
- 消化吸収率が高いため、むしろ栄養満点
⇒見かけの数字はあくまで目安で、安価なフードよりも吸収されるタンパク質は多い
※栄養面では問題ないとのことですが、私たち飼い主には分かりづらいですよね…
さて、タンパク質以外ではカロリーにも大きな差がみられます
カロリー!?これは重要なポイントですぞ!
項目 | NDF | シュプレモ |
粗脂肪 | 12.5% | 15.0% |
カロリー/100g | 339kcal | 360kcal |
ご覧のように、ナチュラルドッグフードのほうが低脂肪・低カロリーとなっています
粗脂肪にもちょっとした差が見られるね
ナチュラルドッグフードは太りやすい子や肥満のワンちゃんにも人気なんだよ
逆にシュプレモは太りやすいってこと?
与える量を守れば大丈夫だよ!でも、太りにくいのはナチュラルドッグフードのほうだね
カロリー・脂肪の項目でも、ナチュラルドッグフードのメリットが目立ちます。
決してシュプレモが悪いわけではありませんが、差があることは確かですよね。
なお、ナチュラルドッグフードは与える量を減らせばダイエット用としても使えます。
この使い勝手の良さもシュプレモにはないポイントです。
価格(コスパ)を比較!
項目 | NDF | シュプレモ |
販売価格 | 3960円(2kg) | 4514円(3kg) |
1kgあたりの価格 | 1980円 | 1504円 |
1日の食事代 | 約118円 | 約90円 |
※ニュートロはAmazonの価格を参照
※1日の食事代は成犬3kgで計算
最後に価格をみてみると、シュプレモが1日あたり30円ほど安いことが分かります。
「ナチュラルドッグフードのほうが原材料は少ないのになんで?」
と思っちゃいますよね。
この点については、先ほども書いた“ビートパルプ”によるかさ増しの差だと考えられます。
また、単純にチキンよりもラム肉のほうが高いというのも関係しているかもしれません。
1日あたり30円の差か・・・ほとんど変わらないなぁ
でも、この差をどう捉えるかは人それぞれだからね
ボクは低アレルゲン・低カロリーのおまけ付きのナチュラルドッグフードがお得に感じます
ちなみに、私の周りのワン友に聞いたところ、
「30円の差ならナチュラルドッグフードを選ぶ!」
といった方が10人中9人でした。
コストパフォーマンスが良いのはナチュラルドッグフードなのでしょうね(^^;
まとめ
項目 | NDF | シュプレモ |
原材料 | ◎ | ◎ |
安全性 | ◎ | ◎ |
カロリー | ◎ | 〇 |
備考 | 低アレルゲン | かさ増しアリ |
価格 | 約118円 | 約90円 |
いかがだったでしょうか?
ここまで何度も書きましたが、決してシュプレモが悪いわけではありません。
むしろ、高品質なドッグフードなので、私からもオススメしたいくらいです。
しかし、各項目では少しずつナチュラルドッグフードが上回っているのも事実です。
「できるだけ健康に良いドッグフードを食べさせてあげたい!」
「1日40円くらいなら多めに出せる!」
といったワンちゃん想いの飼い主さんには、ナチュラルドッグフードが良いかと思います^^
今回はいつもより難しい内容だったね
どちらも良いドッグフードだからね・・・心苦しいよ
最後に、まだ迷っている飼い主さんに向けて一言お願いします!
うちの子を想像しながら選んであげてください!きっとピッタリなほうを選べるはずです!
ちなみに、ボクはナチュラルドッグフード推しです