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ここではトイプードルがなりやすいアトピー性皮膚炎の予防法についてまとめています。

今すぐ自宅でできる方法を中心に紹介しているので、是非参考にしてみてください。

それでは今日もトイくんと一緒に学んでいきましょう!

トイくんトイくん

ボク、予防だいすきー!さっそく教えてくださいっ!

犬飼先生犬飼先生

しっかり予防するためには、原因を知っておくことが大切だよ

アトピー性皮膚炎の症状や原因の記事から来られた方は予防法の項目(下にスクロールします)からご覧ください

アトピー性皮膚炎の原因獣医師のイメージ画像

アトピー性皮膚炎は、簡単にいうと“皮膚に炎症が起こるアレルギー”です。発症の原因として考えられるのはおもに以下の3つです。

  • アレルギー体質
  • 皮膚のバリア機能の低下
  • アレルゲンの侵入

これら3つの原因が重なり合うことで、アトピー性皮膚炎が発症すると言われています。重要なのは“重なり合う”ことで発症するという点ですね。

例えば、生まれつきアレルギー体質のワンちゃんがいるとします。

何らかの原因でカサカサ肌になって、皮膚のバリア機能が低下しています。

その時に、ここぞと言わんばかりにダニやノミなどが皮膚から侵入して、アトピー性皮膚炎を引き起こす。

といった感じで、原因が重なり合うことで発症するんですね。

アトピー性皮膚炎は予防できるの?

こうして3つの原因が重なり合って発症するということは、どれか1つでも防ぐことができれば発症しないということでもあります。ココがアトピー性皮膚炎の予防の“肝”です。

アレルギー体質は生まれつきのものなので、残念ながらどうすることもできません。

しかし、「皮膚のバリア機能の低下」や「アレルゲンの侵入」といった要因については、我々の手で防げる部分もあります。

“要因を取り除いてあげることで、アトピー性皮膚炎のリスクも軽減できる”

このことを念頭に、具体的な予防法について一緒に学んでいきましょう。

アトピー性皮膚炎の予防法

予防の画像

ここからは、以下の2つのポイントに重点を置いて見ていきます。

  • アレルゲンの侵入を防ぐ
  • 皮膚のバリア機能を低下させない

これら2つを徹底するだけでも、アトピー性皮膚炎になる可能性はグッと下がるので、さっそく1つ目のポイントから見ていきましょう。

アレルゲンの侵入を防ごう

アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)は様々です。

花粉やハウスダスト、たばこの煙・・・数え上げればキリがないほど存在します。

しかし、そのなかでも断トツで犬のアレルギーの原因となっているアレルゲンがあります。

  • ダニ
  • ノミ
  • ハウスダスト

これらは犬のアレルギー疾患における最大のアレルゲンとも言われています。

そのため、これらを取り除いてあげるだけでも、アトピー性皮膚炎のリスクは大幅に下げることができるはずです。

ダニ、ノミ、ハウスダスト対策

掃除の画像

これらのアレルゲンの侵入を防ぐためには、ワンちゃんの周囲をとにかくキレイに保つことが大切です。

寝る場所はもちろん、ソファやカーペットなどのワンちゃんが触れる場所もこまめに掃除しておくことが大切です。

※犬はヒトよりも低い位置で生活しているため、ホコリなどを吸い込みやすい点も忘れずれにいたいポイントです

食物アレルギーも事前に防ごう

アトピー性皮膚炎を患っているワンちゃんのおよそ3~4頭に1頭が食べ物アレルギーを発症しているとも言われています。

また、食物アレルギーの子はアトピー性皮膚炎になりやすいというデータも存在します。

ドッグフードの原材料には要注意!!

大豆の画像

食物アレルギーのなかでも、穀物によって引き起こされる穀物アレルギーには特に注意が必要です。

というのも、市販のドッグフードのなかには、以下のようなアレルギーになりやすい穀類を主原料としている製品もたくさんあるからです。

  • 小麦
  • トウモロコシ
  • 大豆

ご存知のようにアレルギーというのは、体の中のアレルゲンが一定量をオーバーしたときに発症するものです。

そのため、毎日食べるドッグフードの原材料はアレルギーの原因になりやすいんですね。

穀物は犬にとって消化しづらいという問題もあるので、できればお肉が主原料のものを選ぶようにしてくださいね。

⇒トイプードルのアレルギーに配慮したオススメドッグフード

犬飼先生犬飼先生

アレルゲンの侵入を防ぐためには、どうすればいいか分かったかな?

トイくんトイくん

お部屋をキレイにして、食物アレルギーにも気をつける!

犬飼先生犬飼先生

大正解!それじゃあ、次は皮膚のバリア機能について見ていきましょう

皮膚のバリア機能を維持する「保湿」と「シャンプー」

日向ぼっこをするトイプードルの画像

アトピー性皮膚炎を予防するためには、皮膚のコンディションを維持することも非常に重要です。

皮膚のバリア機能が低下していると、それだけノミやダニなども皮膚から侵入しやすくなりますよね。

乾燥を防ごう

皮膚が乾燥すると、それだけバリア機能も低下します。逆に、皮膚に十分な水分があれば、ダニの感染なども防ぐことができます。

分かりやすく言うと、“肌を保湿することが大事”ということですね。

肌を保湿するために、普段からできる方法は2つあります。

  • 月に1~2回のシャンプー
  • 部屋の湿度の管理

まずシャンプーについてですが、これは汚れを落とすだけでなく、肌を保湿するためにも欠かせないことです。

トイプードルの場合、最低でも月に1~2回は必ずシャンプーをしてあげるようにしましょう。

そして、忘れがちなのが“部屋の湿度”です。空気の乾燥は肌の乾燥につながるため、部屋の湿度は55~60%に保つようにしてあげてください。

ちなみに55~60%という数字は、犬のとってベストな湿度であり、ダニの動きが鈍くなる数字でもあります。

※できれば犬の高さに温度計を設置してあげてくださいね

タンパク質をしっかり摂ろう

ニワトリの画像

皮膚のバリア機能を保つためには、ドッグフードからタンパク質をしっかり摂ることも重要です。

そもそも犬の皮膚や被毛を作っているのはタンパク質です。また、ヒトは炭水化物を主食としますが、犬の主食はタンパク質です。

ちなみに、犬に必要なタンパク質というのは“動物性タンパク質”のことを指します。決して穀物などの植物性タンパク質ではありません。

本来は肉食動物であり、腸の短い犬にとって穀物は消化しづらいもの。加えてアレルギーの原因にもなるため、ドッグフードはお肉メインのものを選んであげてくださいね。

⇒トイプードルのアレルギーに配慮したオススメドッグフード

犬飼先生犬飼先生

こうして皮膚を丈夫にすることも、アトピー性皮膚炎の予防のポイントなんだよ

トイくんトイくん

ボク、お肉が1番すきーっ!

犬飼先生犬飼先生

うんうん!それはパパとママにも言ってあげてね!

まとめ

最後に、アトピー性皮膚炎を予防するための4つのポイントをおさらいしておきましょう。

  • ダニなどから守るために、犬の周りはキレイに保とう
  • 月に1~2回のシャンプーは欠かさずに!
  • 部屋の湿度は55~60%に保とう
  • 穀類は避け、お肉メインのドッグフードを選ぼう!

アトピー性皮膚炎の原因になりやすい「皮膚のバリア機能の低下」と「アレルゲンの侵入」ですが、これらを防ぐために私たち飼い主が日頃からできることもたくさんあります。

まずはドッグフードを見直してみるなど、できることから一緒にやっていきましょう!

⇒トイプードルのアレルギーに配慮したオススメドッグフード

 

 

 

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